国際大会 貴重な経験 諸羅山盃軟式少年野球 派遣選手が市長表敬【花巻】
第21回諸羅山盃国際軟式少年野球大会(2018年12月22~27日、台湾・嘉義市)に少年軟式野球国際交流協会(IBA)岩手チームとして出場した花巻市の児童らが10日、市役所に上田東一市長を訪ね、国際大会で得た貴重な経験や戦績を報告した。
大会は日本、フィリピン、シンガポール、韓国、マレーシア、香港から高学年(U―12)183チーム、低学年(U―10)45チームが出場し、IBA岩手はU―12に選手15人、U―10に13人が派遣された。
両チームとも予選リーグを突破して決勝トーナメントに進み、U―10は3位に輝いた。
市役所には両チームの高橋一行監督(49)、U―10の菊池勇也コーチ(29)のほか、U―12代表の照井悠人、髙橋愛叶夢、金澤徠晟の3選手(いずれも湯口小学校6年)、U―10代表の高野橋纏(同4年)、星川太洋(矢沢小4年)、小原蒼生(笹間二小4年)、菊池陸(矢沢小3年)の4選手が日の丸入りのユニホーム姿で訪れ、表彰記念品などを披露した。
花巻の7選手は両チームの主力を担ったといい、それぞれ「他の国と試合するプレッシャーを楽しむことができた」「日本と台湾の野球に違いがあり、やりにくかった」「経験を今後に生かしたい」などと感想。上田市長は「小学生から日本代表に選ばれるのはすごいことで、良い経験ができた。これからも頑張ってほしい」とたたえた。
高橋監督は「自分で考え、決断、判断する野球を徹底できた。台湾の小学校との交流や観光で国際的な視野も身に付けられたので、今後に役立ててもらいたい」とさらなる成長を期待した。