一関学院、春初勝利成らず〜岐阜城北にサヨナラ喫す

岐阜城北にサヨナラ負けし、アルプススタンドの応援団にあいさつに向かう一関学院ナイン=24日、阪神甲子園球場
 兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催されている第七十八回選抜高校野球大会二日目の二十四日、「希望枠」で初出場の本県・一関学院は第一試合で昨秋東海地区王者の岐阜県・岐阜城北(初出場)と対戦。両チーム合わせて5安打の白熱した投手戦の末、岐阜城北に1−2で逆転サヨナラ負けを喫し、待望の春一勝は成らなかった。

 陽光きらめく青空の下、試合は午前九時半、約一万二千人の観衆が見守る中でプレーボール。一関学院・太田裕哉(三年)、岐阜城北・尾藤竜一(同)の両左腕エースが先発マウンドに上がり、序盤から真っ向勝負の投げ合いを演じた。

 太田投手は、初回一死から相手中軸を四者連続三振に切って取る上々の立ち上がり。手元で伸びる直球と鋭く変化するスライダーを武器に、岐阜城北打線に挑んだ。

 一関学院は四回、一番の佐久間洋選手(同)が四球を選ぶと、続く新妻憲宜選手(同)が絶妙の送りバント。二死二塁から佐久間選手が意表を突く三盗を決め、尾藤投手の暴投で生還。無安打で先取点をもぎ取った。

 太田投手の力投とバックの堅守で優勢に試合を進めた一関学院だが、エースに疲れが見え始めた終盤からは防戦一方の苦しい展開。岐阜城北八回、無死二塁の場面は下舘大輔捕手(二年)が好送球で走者を刺し、反撃を断ったものの、土壇場の九回、先頭の間宮大貴選手(同)に左中間二塁打を浴びて再び一打同点のピンチ。

 後続の太田恵太選手(三年)に四球を与え、犠打で一死二、三塁。五番尾藤選手の犠飛で同点に追い付かれた後、最後は二死二塁から六番水川真之介選手(二年)に右前にはじき返され、力尽きた。

 一関学院打線は尾藤投手の緩急自在の投球にほんろうされ、わずか1安打、10三振と沈黙。昭和五十九年に大船渡が4強入りして以来、県勢二十二年ぶりの初戦突破は果たせなかった。

 それでも守備力重視で選ばれる「希望枠」チームらしい鉄壁の守りを随所に見せ、東海覇者の強豪と互角の戦いぶり。持てる力を出し切ったナインに、アルプススタンドの応援団から健闘をたたえる拍手が送られた。

 一関学院試合速報(24日)甲子園球場 1回戦第1試合
 
一関学院
岐阜城北 ×
一関学院(岩手) 岐阜城北(岐阜)
(試合終了)
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