| 夢舞台まで1カ月〜一関学院、いわき合宿で闘志燃やす |
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| 「センバツ必勝」のカギは好機をつくり出すバント。フリー打撃の傍らで左打者が感覚を研ぎ澄ませる=23日、福島県いわき市の平野球場 |
第七十八回選抜高校野球大会(三月二十三日開幕・阪神甲子園球場)に「希望枠」で選出され、初出場する一関学院は、地元の一関市から約三百キロ離れた福島県いわき市で九日間(十七−二十五日)の一次合宿を張っている。春の夢舞台まであと一カ月。雪のないグラウンドにナインの闘志が燃え盛る。
同市は連日、日中の最高気温が一〇度を超える陽気。ナインは毎朝六時に起床し、午前九時から午後五時まで市内の平野球場でみっちりと汗を流す。同球場は昨年三月の春合宿でも使った、なじみのある場所。両翼九十九メートルで打撃ケージなどの設備も整っている。
同校グラウンドが昨年十一月末ごろから積雪で使えなくなっているため、屋外で本格的に練習するのは約三カ月ぶり。球場の雰囲気や「土」に慣れることを最大のテーマに掲げて午前は「希望枠」につながった持ち前の堅い守りを磨き、午後は課題の打撃強化に取り組む。
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| 沼田監督(左)が見守る中、伸びのある直球を投げ込む太田投手 |
終盤に入った二十三日は守備の連係プレーやフリー打撃、走者を置いたシート打撃などのメニュー。打撃ケージの裏側でバント練習、ファウルグラウンドでは内野陣のノックを同時に行うなど、限られた時間を有効に使おうとするチームの意欲的な姿勢が見られた。
球場に快音が響く中、ブルペンではエースの太田裕哉投手(二年)が投げ込み。フォームや球筋を入念に確認しながらキャッチボールをした後、下舘大輔捕手(一年)を座らせて直球のみ四十球を放り「仕上がりは順調」とVサイン。打者役を買って出たOBで臨時コーチの植松勇太さん(22)=富士大野球部捕手=も「いい球がきている。大学でも通用する」と太鼓判を押した。
ナインを引っ張る中村竜輝主将(二年)は「温かくて気持ちがいい。思ったより体が動いて、冬場の基礎トレーニングの成果を実感している」と元気いっぱい。沼田尚志監督(46)は「まだぎこちなさは残るが、あと一カ月あれば大丈夫だろう。ここまではイメージ通りなので百点満点」と手応え十分の様子だった。
チームは二十五日に一次合宿を打ち上げる。来月三日から十日間、静岡県内三カ所で二次合宿を張り、練習試合などで実戦感覚を取り戻す。いったん地元に戻ってから、組み合わせ抽選会がある十五日に大阪入りする。
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